グランパの山歩き
1.1999年5月7日(金)
2.単独行
3.名古屋―湯ノ山温泉
4.地図:国土地理院1:25000御在所山、伊船
近鉄名古屋駅に行き、8時11分発、宇治山田行き急行に乗る。四日市で湯ノ山線に乗り換え9時20分、湯ノ山温泉駅で降りる。高校生達の中に中年ハイカーがいた。しかし雲母峰に登る人は居なかった。
黒いビニールをかけた茶畑の中を歩き、金谷不動を右折していく。乗馬クラブを過ぎ、東海自然歩道に出る。小さな蝮がのびていた。舗装道路で日向ぼっこをしている時に車に轢かれたようだ。逆方向に歩いていた。気が付いたときは、かなり歩いていたので、そのまま歩き、林道を使って登って行く。見晴らしの良いところで眺めた以外、ひたすら登っていく。杉林の中で黒蛇を見つけ、ストックで叩こうとしたら岩の隙間に隠れてしまった。先に航空測量用標識が立っていた。
11時40分、雲母峰登頂。別称、吉良々山。
樹間から目指す鎌ヶ岳が見える。鈴鹿のマッターホルンだ。
岩鏡が咲いていた。
次は尾根伝いに歩く。この辺で滑り落ちたら大変なことになるので、慎重に歩く。冷や汗かきながら歩いていると石楠花の桃色の花が咲いていた。鴬が雑木林の中で鳴いている。
13時50分、岳峠に出る。手前に鎌ヶ岳の雄姿が見えた。一度降りていく。足元に蟻の道ができており、またいで通る。熊笹に隠れた道を登り返し、岩場を一気に登ってしまう。
14時15分、鎌ヶ岳登頂。
鈴鹿山脈が一望できた。中高年夫婦と中年ハイカーが居た。夫婦は、これから御在所も登ってみるという。眼下には、鈴鹿スカイラインの車道が見えた。
頂上一帯は新芽を出したばかりの樹木と熊笹だった。
30分近く過ごしてから降りる。しばらくして急な瓦礫に出会い、そのまま降りてしまったら崖の上に出てしまう。道を間違えた。右手にストック、左手で木に捕まりながら降りていく。
天気も良いし日没まで時間がある。地図によれば、いろんな道ができている。案の定、山道に出てホッとする。水を飲んでから慎重に降りていく。そのうち水場に出た。
パイプから水が飲めるようにしてある。ポットに補給しておく。
15時30分、ブナ林に入る。木漏れ日を浴び、下から渓流のセセラギが聞こえて気持ち良い。30分ほど過ぎて林道に出る。更に30分経って舗装道路に出る。温泉街に入ってバスに乗る。温泉駅に戻り電車に乗って帰る。車内は再び通学生で混んでいた。
学生のあふれし車内立夏かな
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