グランパの山歩き
日向山(ひなたやま)・雨乞岳(あまごいだけ)の旅
1.2014年7月21日~22日
2.同行者:I
3.交通手段:I車(三菱アウトランダー)
4.宿泊:ペンション・カサデモンテ白州(1泊2食¥9180)
5.総費用:¥16000
日向山(1660m)1.新・分県登山ガイド[改訂版]14山梨県の山
2.地図:①山と高原地図43甲斐駒・北岳
②国土地理院2万5000図:長坂上条
3.ルート:矢立口登山口(1100m)10:20→11:05錦滝(1250m)11:15→12:25頂上(1660m)
12:55→14:00登山口
7月21日(海の日)晴
6時半、夏休みに入り、公園では子どもと高齢者が集まってNHK第2ラジオ体操を流しながら体操を初めていた。
7時、地下鉄南北線四ツ谷駅、四ツ谷口を出た所でI車に乗り込む。順調に走行。中央高速の双葉SAに寄ってトイレタイムをとる。ここにはペット広場があり、「ウォーターリンクエリア」とかペット用バイオトイレがある。
9時7分、須玉ICを降りて釜無川を渡り、国道20号に入っていく。ローソンで食料を調達する。壁に燕の子3羽がはみ出しそうにして親を待っていた。
道の駅「はくしゅう」の手前を左折、県道614を走行。分岐点を真っ直ぐに行き、「日向山」の標識を確認しながら、矢立石登山口に向かう。バスを使って来たのか大きなリュックを背負い、甲斐駒ヶ岳に行く若者がいる。
山の中に入ると、別荘が見え、山梨ナンバーの軽自動車について行く。道脇に溝があるので慎重に行く。ジグザグに登っていく内に軽が右脇に駐車する。先に行こうとしたら、前から来たタクシーが、「この先はバック出来ないし、駐車できない」と言う。軽の女性にスペースをつくってもらって、帰りに出やすくして停める。
10時10分、歩きながら車の数を数えてみる。
登山口
登山口の先の林道のゲートまで約50台あった。山梨の他、名古屋、埼玉、八王子、千葉など様々な所から来ている。15分後、通行止めのゲートを超える。
岩が林道に落ちている。道は尾白川渓谷に沿っていた。
初夏に咲くホタルブクロや山イチゴを幾つか見つける。未だ赤くなっていないマムシグサの実も見つける。
ホタルブクロマムシグサ
造成した道の真ん中を雨水が浸食していた。
11時5分、錦滝の手前に立つ東屋で休む。
女学生と先生だろうか、山ガールのグループがやって来て滝に行ってはしゃいでいる。
錦滝
10分後、急登に取りかかる。鎖や鉄梯子を使って登る。
梯子階段の間隔が短く、子ども用に出来ていた。その内、上から声が聞こえ、家族3組やカップルが降りて来る。
12時15分、視界が開け、砂道が現れる。「日向山下山道」と書いた道標が立っていた。
眼下の日向沢と頭上に見える雁ヶ原一帯は花崗岩による砂や奇岩だった。
白砂を踏みしめて行く。男の子兄弟が岩場から双眼鏡を使って眺めていた。今日は家族連れが多い。10分後、山名を書いた標識に立つ。
近くの木陰で食事をとる。山ガールも近くに来た。食後、花崗岩の風景を眺める。
甲斐駒や八ヶ岳は見えなかったが、眼下に青い屋根のサントリー白州工場が見える。
12時55分、下山。植林されたカラマツ林の中を降りて行く。
緑蔭や赤リュック背の人に従く
・
ハイキングコースを10合目から登山口まで各合目の目印を白看板で案内していた。赤 い茸を見つける。
自然林になるとブナや桧、杉が増え、白樺も現れる。
14時、登山口に戻り、更に4、5分歩いて車に戻る。車で宿泊先を確認してから、明日の登山口を確認する。カーナビに映る西乞尾白川林道を走っていく内、一度、方向を間違えて未舗装の道に出てしまい、工事から帰る車がやって来て教えてもらってサントリー工場の奥の道を走る。これも曲がりくねっていて川を幾つか渡ってヴィレッジ白州への道に出る。後は道なりに走行、平久保池が現われて車が結構停まっていた。コテージの先の広場に出る。一帯はヴィレッジ白州用だったので、行き止まりの道の先に停める。
15時20分、登山口を確認、帰りは下教来石まで出て国道20号線から今朝通った道からペンションに向かう。雑木林の中、車を入れる所には案内がないので行きすぎてしまう。戻ると女将さんが現われて無事到着。
ペンション・カサデモンテ白州
15790歩、歩いていた。今晩は我々2人だけなので、1人1部屋使わせてもらう。早速、1人用の風呂に交代で入って汗を流し、部屋で焼酎を名水百選の水で割って飲んで慰労する。
18時半、ビールを飲みながら、自家製野菜を使った料理を堪能。30年前から500坪の敷地で営業、女将さんはトレッキング好きでネパールのジョムソンからムクチナートまで行っていた。先月、メルボルンに住む娘に女の子が産まれたのでジェットスター航空を利用して、一月、滞在していた。出身が小田原だったので、秋葉神社の火祭りのことでも話しが盛り上がる。今年の冬は稀に見る積雪で離島になってしまい、大変な思いをしていた。
20時、精算を済ませて部屋に戻り、人類や日本人の起源について議論。適当なところで切り上げて寝る。私の部屋はトイレ、バス付きだった。
雨乞岳(2037m)
1.新・分県登山ガイド[改訂版]14山梨県の山
2.地図:①山と高原地図43甲斐駒・北岳
② 国土地理院2万5000図:小渕沢、信濃富士見、長坂上条、甲斐駒ケ岳
4.ルート:平久保池登山口(1150m)→7:20遊歩道終点(1500m)7:25→
9:40頂上10:10→11:10水場11:25→11:50遊歩道終点11:50→12:20登山口
7月22日(火)快晴
4時半、起床。食堂でオニギリ弁当を食べる。料理好きなのだろう。いろんな具材を入れていた。ポットにお湯を入れて5時に出発。国道20号沿いにあるコンビニで昼食を調達。6時過ぎ、登山口に駐車。小型手帳がベストのポケットにない。一通り探したが、出発予定時間になったので諦める。
6時半、出発。2人並んで歩ける遊歩道を登る。2006年に整備されたようで、木段も歩きやすい。樹林の中、蕗が出ているところを通る。
2種の鳥の鳴き声を聴きながら登っていく。そよ風が滲んだ汗にあたって気持ち良い。土手には網を張って崩れないようにしていた。
7時20分、3番の道標で遊歩道と分岐、木段を登っていく。
道は尾根の北側を巻いていた。ベニハナ茸を見つける。斜めに伸びた大樹の脇を通る。
木に巻きつけた赤テープがルートから離れていて紛らわしい。右手、塩沢川のせせらぎの音を聴きながら登る。幹に「運が良ければ水場」の看板がかかっていた。
カラマツが増えてきた。大樹が発する強い「気」は見えないが、古代人のパワーを蘇らそうとした岡本太郎の「太陽の塔」を思い出す。その内、一帯が笹に覆われている中を登る。広い笹原に出たが、足元にルートが見えるので問題ない。
いずこより鳴く鴬か笹平
・
ガレ場に出たが、甲斐駒は雲の中。アブが汗の臭いで近づき、トンボが笹にも停まっている。道に糞が残っていた。キツネ辺りが自分の領域をマークしたのだろうか。
高度1900m台まで登ってから標高差20m降りて登り返す。道標には「#6頂上直下尾根」と書いてある。
カラマツの林の中を登る。
9時40分、登頂。雨乞いの祠はなかった。Iのリュックにヒョウモン蝶が停まる。
日向山を見ながらオニギリを食べる。
30分後、下山。倒木にアカキクラゲ科の茸が生えていた。
10時40分、ガレ場の上。今度は鋸山の峰々が良く見えた。反対側のルートがガレ続きだったが、北側は森林が続いていた。
5分後、大きなリュックを担いだ白髪の男に会う。地元からで、捻挫をしてもビバークできる用意をしている。このスタイルが出来なくなる迄やるという。しばらくして黒い帽子を見つける。往きにはなかったので、丁度あった杭の上に掛ける。笹の中に茸を見つける。
11時10分、水場に降りる。2日前の雨のせいで湧き水のように出てくる。
山中の湧き水飲んで梅雨明けぬ
・
プラティプスの容器に水を入れ、タオルを水場に浸けて頭と顔を拭く。ここも薄緑色に囲まれていた。
ルートに戻って降りて行く。途中、別の茸を見つける。
11時55分、3番道標。木段は一気に降りて行く。25分で登山口に出てしまう。
シャツを着替えてから、もう1度、座っていた助手席からメモ帖を探す。運転席との間の奥に落ちていた。我ながら情けないが、ホッとする。
12時40分、出発。次回に登る八ヶ岳の編笠山と権現岳が見えた。
国道20号に出て右折。道の駅白州に寄って、シャルマンワインと野菜を買う。地元の人も結構立寄っていて、店員も納入していた。
13時40分、出発。韮沢ICから中央高速に入る。勝沼を過ぎると、工事で1車線通行になり、渋滞。笹子トンネルは長いので、更に眠気を誘う。初狩PAでトイレに行ってから、精算を済ませ、Iは眠気覚ましにコーヒーを飲む。ソフトクリームを食べてから出発。八王子を過ぎると永福町まで11キロ渋滞が続く。
17時10分、急にスムースになり、カーナビの指示通り外苑で降りる。20分後、四ツ谷麹町側に入って出発地に戻る。
18時、帰宅。20454歩、歩いた。この辺が限界になって来た。
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